今日は穀潰し

穀潰しにならないように頑張ります。パン派です。

成長とはなんだろうか

最近ベンチャー企業の話を聞く機会が多くあり、そのなかではベンチャーの強みというのは圧倒的な成長力だといいます。

強みどころか、みなさんは成長したいならベンチャー以外の選択肢はありませんよ?特に社会人としての新人の3年間は本当に重要なものですよ。という旨の話を多く聞きます。

ここでいう”成長”とは一体何なんでしょうか。

 

 

いろんな人のいろんな意見がありますが、その中で私がしっくりきたものを少し紹介したいと思います。

 

ひとつには、仕組みを作る能力が身につくということ。

ベンチャー企業では既存の制度、仕組みなどほとんどありません。ゼロベースで作り上げていく必要があります。例えば営業では、今までの信用も実績も何一つないところから自社の製品を勧めていくわけで、アプローチの方法も、どの会社に行くのが効果的か、など、まさにゼロベースから始まります。対する大企業ではすでに会社の名前で信用が出来ていて、その中で、その時の商品やサービスの契約を取り付けます。どちらも異なる能力が必要となりそうですが、後者においては、大企業という大きな土台の上で勝負していくわけで、その土台から降りてしまえばその人単体では何もできなくなってしまいます。前者が平場で戦うヒーローだとしたら、後者は巨大ロボを操縦するヒーローですね。

 

また、成長とは、経験を積むこと。

いくら知識が増えても、実務経験が伴っていないと、意味がないのです。経験とは責任と裁量を持つことです。自分で考え責任を持つことで、その経験は自分のものになるのです。スポーツの強豪校でめちゃくちゃ走らされるし、筋トレもさせられるけど、コートに対して人が多すぎて練習に参加できるのは2年生からというチームと、1年のときからスタメンでバンバン出場できるチーム、どちらが成長できるのでしょうか。そういった意味で人員不足な若い社員に仕事を任せられるベンチャーは、経験を積む機会が圧倒的に多いようです。

 

ただやっぱり大企業には大企業なりの良さがあるし、ベンチャーもそうだし、一口に大企業ベンチャーと言ってしまうのは危険ですね。枠組みで選別するのではなく、実際の会社一つ一つを選ぶのがいいですね。