”褒め”がコスパ良過ぎることに気がついた。
先日、2時間くらいの作業をすることがあったのだが、一緒に作業をした人が平愛梨にすごく似ていた。マスクをしていたというのもあってか、目元と髪型それと話し方なんかも平愛梨っぽくって、平愛梨は兄弟が多いってどこかで聞いたことがあって下手したら血縁の人かな?とも思うくらいに似ていた。
時折、雑談をしながら作業をしていたのだが特にそのことには触れないで話していた。
作業も半ばくらいになってからやっぱりどうしても気になったので、聞いてみた。
「最初からすごい気になってたんですけど、似てるって言われますよね?」
多分言われ慣れてるはずだから、人生の中で何回も言われてますよね何回も聞いちゃってごめんなさい、ベタなやつですよね、僕。というスタンスで振った。
「え、誰にですか?」
「え、平愛梨ですよ。よく言われませんか?」
すると、一回も言われたことない、と。やっぱりマスク効果が大きかったのかもしれない。歯医者さんで助手の人がみんな可愛く見える現象と同じだったのだろうか。
「ホントですか~?言われたことないですよ。でもすごい嬉しいです!なんかこれだけで今日の疲れ一気に吹っ飛んだ感じがしますー」
となんだか予想以上に喜んでもらえたみたいで、逆にこっちのほうがなんだか嬉しい気持ちになった。
加えて、
「いやでも(こちらを指して)誰かに似てるとかじゃないですけど、整ってる感じですよね」
という褒め返しも頂いた。
しかもその後もそれを機に雑談も増えたような気もした。
なぜ嬉しく感じたのか
なぜだろう。
リアクションが良かったからだろうか。
褒め返しされたからだろうか。
その後の関係が円滑になったからだろうか。
はたまたすべてか。
なぜかはわからないけど、やっぱり一番は相手が喜んでくれたことが嬉しかったように感じた。こう言うと僕が嫌いな、人情に厚いタイプの人みたいになるけど、実際にそうだった。僕はそんなにいい人じゃないはずなのに。
自分が嬉しいと感じるということは、これも最終的には自分の利になっているはずなのだが、そのポイントはどこなのだろうか?
相手のリアクションが「あーそうっすねーよく言われます」だったら少なくともこんな記事を書くまでの感情に達していないだろう。
やはりリアクションが良かったことが重要なのだ。
自分の影響力を認識できたからだろうか。この先この人の似てるって言われたことある有名人のうちの一人として初めて僕が言った平愛梨が採用されるであろうから、その初めての人になれた感覚だろうか。
めちゃめちゃ可愛くてもマグロだったらあんまり興奮しない的なことだろうか。
逆にそんなに可愛くなくても反応がよかったらイイみたいなことだろうか。
いまのところ答えがそれしか浮かばない。
差し引きプラスしか生じてない
タイトルの通り、これはコスパがいい。
相手を褒めたことで褒めのお返しももらって、その後も好意的な対応になってくれていい気分になる。それになんせ無料なのだ。
褒めの鬼になろう
無料サンプリングのごとく大量にばら撒いてみよう。
それに人は褒められたときどういうリアクションをするのかというのも少し興味がある。なんだか申し訳なくなって褒めを返してくるんだろうか。自分を卑下する方向に持っていくのか。これだけでも人間性がわかりそうなテーマになりうるんじゃないか。
これを機にもしかしたら僕も人間味のある人間になってしまうかもしれないな。