小銭拾いし者にならないために
僕は目先の利益を取ることをよく小銭を拾うという風に表現する。
日常生活のちょっとした場面でこの考え方をしてみると役に立つことがある。
これは小銭拾いかどうか考える
まずは今自分がやろうとしていることは小銭拾いじゃないかどうか考えてみる。
人に何かを言われてすぐ反論したくなる気持ちを、「これは今反論したらこの場では自分の気持ちは収まるけども、相手にしてみたらいちいち面倒くさいやつと思われてしまうかもしれない」と考えることで、今言うべきことじゃないなと、自分を抑えることが出来る。
勉強しないでテレビを見ている時間を「今この時間にテレビを見ることで、果たして何が残るのだろうか?見終わったあとに何か自分の糧になることはあるのだろうか?」と自問自答してみると、十中八九答えはNoで、そうするとテレビを見るなんてことはあまりしなくなる。
こんな生活をしてる人がアイドルと付き合えるだろうか?という自問自答にも似ているが、より広い範囲でカバーしてる考えという感覚だ。
どこまでが小銭拾いなのか
これが存外難しい。
たとえば、大学の学科の友達との飲み会があったとして、「これは完全に何も得られるものはない。そんなことをするよりは家に帰ってリポートでもまとめた方が有意義だ」と考えていたとしたら、一見小銭を拾わずもっと先を見ているように感じられるが、果たしてそうだろうか。
学科の飲み会に参加する
↓
学科の友達と仲良くなる
↓
勉強で分からないところを教えてもらえる
↓
リポートとか捗る
↓
いい成績を修める
↓
希望の進路に進むことができる
と、あながち学科の飲み会に参加するということが小銭拾いとは言えない状況も出てくる。
究極的に打算的でありたいと思っている僕はこの飲み会は、、、参加する!
ひとりの力で卒業までを乗り切る力もないし、その必要もない。卒業後もつきまとうような分野でもないからだ。
よく会社で飲み会に行かない人の理由として「プライベートだから」「仕事じゃないから」なんていう回答があるみたいだけど、それを見て毎回小銭拾ってるな~って思う。
かと思えば勉強を教え合うことよりも自分で一人で黙々と進めていくことが正解である領域もあるだろうし、一概に言えない。
難しいもんだな
by米食い