アキレスと亀の原理に基づき、僕は一生勉強できない
ルーティーンを1つも持たない人間などこの世にいるのだろうか?
「安定なんてクソくらえ!」
って言ってるやつも、朝起きたらトイレに行くし、夜寝る前には歯を磨くし、大切なプレゼンがある日にはヒゲを剃るわけで、そんなこんなで人はみなルーティーンに縛れれて生きているはずだ。
かくいう僕のルーティーン、それは哲学的なパラドクスを含んだ無間地獄だ。
特に朝のルーティーンがキワモノだ。
朝、起きると同時にパソコンの前に座る。もはや起動させるという野暮な真似はしない。24時間常時ON状態である。クラシアンもびっくり、はしないな。あいつらは24時間365日営業だから。旅行に行く時くらいは電源を切るもんで、タッチの差でまけてるわけで。
ともかく毎朝僕が初めて見るものとは十中八九パソコンのすクリーンなわけである。
①まずははてなブログの購読しているブログ陣で更新しているものをチェック。面白そうなものをctrl+右クリックで、タブを量産する。
②続いてそのタブを消化する前に、我らが教祖よろしくイケハヤ尊師のブログを開いてみる。なんだか最近つまらない興味のない見出しの記事ばかりが並んでいる気もするが、興味のありそうなものは、またもやタブで開きまくる。
③続いて2chまとめサイトをチェック、御愛顧にしているvipper速報をチェック。面白そうなスレをこれまたタブで開く。
④フェイスブックをチェックする。正直これはほとんど小便臭い投稿しかないので、小便くらいの時間で終わる。
⑤雑多なニュースをチェックする
ここまででもなかなか時間がかかるものだ。
⑤これをそこからタブの消化作業に取り掛かる。
これが終わって初めてパソコンから解放される。
⑥続いてスマホを開いてTwitterをチェック。これはタブで開くとかはできないので、気になったリンクはどんどん開いてみる。
これが終わろう頃にはもうドラマが佳境に入るくらいの時間を浪費しているわけではあるが、ここからがアキレスと亀の出番だ。
この小一時間の間に、また①~④までのチャージが溜まってしまっているのだ。
なのでまたそれらのタブを開く作業をしなくてはならない。
それが終われば、また⑤⑥へと遷移する。
それが終わるとまた①~④までのチャージが溜まってしまっている。
以下無限ループ。
まるでアキレスと亀ではないか。
あるところにアキレスと亀がいて、2人は徒競走をすることとなった。しかしアキレスの方が足が速いのは明らかなので亀がハンディキャップをもらって、いくらか進んだ地点(地点Aとする)からスタートすることとなった。
スタート後、アキレスが地点Aに達した時には、亀はアキレスがそこに達するまでの時間分だけ先に進んでいる(地点B)。アキレスが今度は地点Bに達したときには、亀はまたその時間分だけ先へ進む(地点C)。同様にアキレスが地点Cの時には、亀はさらにその先にいることになる。この考えはいくらでも続けることができ、結果、いつまでたってもアキレスは亀に追いつけない。
よってこの原理が働き、僕は最初にこのルーティーンを始めた時点で、一生勉強ができない。それどころか、①~⑥の循環から一生抜け出すことができないわけだね。
研究が進まないのはこのせいだったのか。1秒たりとも僕には好きにできる時間がなかったわけか。それならしょうがない。自分のせいじゃないな。うんうん。しょうがないよな…うん…
(この文章は時空の歪みを利用して25分で書かれた)