僕は決して同級生を君付けで呼ばないし、君付けで呼ぶ人が嫌いだ
僕のポリシーとの一つに絶対に同級生を君付けで呼ばないというものがある。
君付けで呼ぶ人のこともあまり好きになれない。それが自分に向けられたものならば尚更そうである。
君付けには2パターンあり、片方はまあいいけどもう片方のパターンは嫌いなやつだ。
パターン1:パシリ→不良
このパターンはまだいい。許せる。というかむしろこれが正しい呼び方じゃないかと思う。そもそもパシリということ自体あまりよろしいことではないが、一番わかりやすい構図として使わせてもらった。
パシリ側としては、「呼び捨ては生意気だって言われていちゃもんつけられるし、かと言って”さん”って言うのはなんだか同級生なのになんでさん付しなくちゃいけないんだ。」という心理で、わずかながらの抵抗で対等な感じを演出するための”君”なのだなあという感じはする。
まあこれはいい。
パターン2:イケイケチャラ男→隠キャラ
これがほんとにダメ。逮捕されるべきだこのチャラ男は。
パターン1は言うなれば”抵抗の君付け”、パターン2は言うなれば”距離感の君付け”
そう、これは距離感という暴力なのだ。
こんな場面を想定して欲しい。
同じクラスで授業か何かで話し合いをすることになって席の関係で、チャラ男1、チャラ男2、普メン、隠キャラのメンバーだとする。
チャラ1「どうするよww」
チャラ2「○○でいいんじゃね?ww」
チャラ1「なんでだよ!wふざけんなよw」
普メン「○○ってのはどうかね?」
チャラ2「あーそれ結構いいかも!」
チャラ1「たしかにそれめっちゃいいな!それにしよーぜw」
普メン「それか××とかどうかな」
チャラ1「お前天才かよ!」
チャラ2「よし、じゃあもうそれに決定ね!」
チャラ1「あ、…隠キャラ君は、どう思う…?」
隠キャラ「…あ…うん。」
ざっくり言うとこんな感じ。
呼び捨てにしないことで丁寧感を演出しようとしているのかもしれないが、この用法では完全に下に見ているなと僕は感じる。(そしてみんなもそう感じる世の中あってほしい)
呼び捨てならばちょっと雑な感じはするかもしれなが、対等ではあるしその時点で対等ではなくとも対等になることの余地の残されている雑さだ。
ライオンが我が子を崖から突き落とす的な感じは感じられる。
ただ、ハナから君付けで呼ばれてしまうと、もうその時点で君付けの関係が出来上がってしまう。一方的に君付けされるものという烙印を押してくるのだ。そこからの関係性の進展をシャットダウンしていると思われても仕方がない呼び方だ。少なくとも僕はそう感じる。
だからこそ僕はそう呼ぶ人を嫌うし、人生で一度もこのパターン2を使ったことはない。
ただ、これは自分がパターン2を適用されて初めて感じた感情考えなので、何も考えずに適当に呼び方を決めている人がいたら意識すらしていないのかもしれない。悪気は皆無なのかもしれない。だからこそタチが悪いというものでもある。
そんなこんなで人の呼び方というものが与える印象はとても重要だ。
逆に自分が未だ知覚していない考えもあるだろうから今後気をつけて生きたものでし。
by komekui