服のおさがりを弟にあげるのってなんだかむずがゆい
最近ブロガー界隈でミニマリストなるものが流行ってるみたいで、年末ということもあり僕もミニマイズしてみようかなと思いました。断捨離なるものをやってみようかと思い立ったわけです。
そこでまずは服から捨ててみようと、タンスからクローゼットから着ていない服を引っ張り出してきました。あれよあれよといらない服が出てきました。こんなに着てない服があったのかぁ!クローゼットにはオクサレ様が住んでいたんだぁ。最後にはよき湯かな~つって出ていきましたよ、ええ。
捨てるのももったいなくて、かといってフリマアプリとかに出品するのも面倒くさい。しかもそんなにいい服を着てるわけじゃないんでたぶん売れない。
そうなってくると、もう選択肢は誰かにあげるしかなくなってくるんですよね。
手っ取り早いのが弟ですね。
年の差もあって、自分がもうダサいなって思って着なくなった服も、この年齢差のおかげで弟世代にはたぶんちょうどいいかっこいい感じになると思うんですよ。
同世代間ではどんなに人気がない男でも、女子高生は大学生に惹かれるし、女子大生は社会人に惹かれる。喜寿女子は米寿男子に惹かれるもんですよね。こうやって世界は回っているわけで。
つまりおそらく高校生の弟よりは僕はまだオシャレ力あると思うんですさすがに。
でも、自分が要らなくなった服を弟が喜び勇んで(喜んでるかどうかは別にしても)着てるってのはすごい複雑な心境なんですよね。
自分に告白してきた女の子を振ったらその一週間後くらいに弟と付き合ってるみたいな?
なんか幸せそうだけどさぁ、俺その子いこうと思えばいけたからね?俺が振ったからこそのいまのその幸せだかんね?って
これから先も家でずっと僕が振った子と付き合っていくわけで、なんならイチャイチャもしたりしていく可能性もあって、すごい複雑な気持ちなんです。
弟からしても、なまじすごくダサい服ってわけじゃないから、着ないのももったいないと。なまじブスではない子と付き合ってしまったから、もっと可愛い子と付き合うことはあきらめることになってしまうんだよね。この弟の可能性を摘んでしまうんですよ。
それはなんだか申し訳ない気持ちもあるわけです。
それに弟は別に僕に兄さま~ってすり寄ってくるタイプではないし、別に特に用事がなければ会話をしないくらいの仲で。態度としてはそっけない感じなのに、ちゃっかり僕のあげた服を結構ヘビーローテーションしてた日にはもう小っ恥ずかしすぎるわけです。
口では嫌って言っても体は正直だねぇ?みたいなことになっちゃうわけですよ。
そんな懸念が頭の中をぐるぐるしていたのですが、決断して言ったわけです
「これもう着ないからあげるよ」
すると
「あーあんま好みじゃないから全部いらないや」
カオナシさーんコイツ食べちゃってーー!